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ねんねこ通信

子守り唄をとおして、子育てや暮らしについて考えていきます。文献の中から探し出したり、地方へ出かけての取材もあります。発行は不定期です。

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最新号

題名: ねんねこ通信94号
日付: 2018/10/27(土)

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 ねんねこ通信 94号 2018.10  http://komoriuta.cside.com/
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◎目次

●消費税10パーセント?

●東京で歌い継がれていた子守唄

●コラム−童謡100年

●編集後記
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◆消費税10パーセント?
 安倍首相は2019年10月に消費税率を10%に引き上げる方針を表明しました。民主党
政権時代に、2015年10月に10%に引き上げる法律を成立していたのですが、安倍政権
になって2回、増税時期を先送りしていました。
 現行制度では消費税6.3%、地方消費税1.7%で合計8%でしが、増税になると7.8%
と2.2%になります。社会保障コストが膨らみ続けていることや教育無償化の充実に
向けて財源の確保が必要となってきたからです。国債の累積赤字は増すばかりです。
 財政再建のため一般消費税導入を閣議決定したのは1979年大平内閣、1989年竹下内
閣が3%の消費税法を施行、1997年橋本内閣で5%に引き上げ、2014年安倍内閣が8%
に引き上げ、現在に至っています。今回「軽減税率」を導入するようですが、複雑で
分かりにくいと不評です。まだ時間があるので、再考してほしいです。
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◆東京で歌い継がれていた子守唄

柴の折戸のしずがやに
翁と媼が住まいけり

坊やはよい子だ ねんねしな
ねんねのお守りは どこへ行った
あの山越えて里へ行った
里のみやげになにもろた
※宝暦・明和(1751〜72年)の頃に江戸で唄われていた古調の子守唄です。従来の
 自由旋律に近いものから、七五調連続形式に流れを変えた子守唄の代表として全国
 に流布しました。

ねんねんころりよ おころりよ
坊やはよい子だ ねんねしな
坊やのお守りは どこ行った
あの山越えて 里へ行った
里のおみやに なにもろた
でんでん太鼓に 笙の笛
起き上がり小法師に振りつづみ
たたいて聞かすにねんねしな
※上記に書いたようにこれが典型的な江戸子守唄です。うたわれる土地柄や歌い手
 により歌詞は様々です。地方と江戸との交流は、富山の薬売りではなかったかと言
 われています。
 
 ねんねんころりよ おころりよ
 ねんねん小山の子うさぎは
 なぁぜにお耳がお長いね
 母ちゃんのポンポにいたときに
 椎の実 榧のみ食べたゆえ
 それでお耳がお長いよ
 坊やはよい子だ ねんねしな
 ※この唄も江戸子守唄の旋律です。
 
 うちのこの子が 十にもなれば
 ぞうりはかせて伊勢参り
 伊勢の帰りにこの子が出来て
 なんとつけましょ 伊勢松と
 ※江戸から伊勢神宮へ詣でる「伊勢参り」は庶民の夢でした。街道の関所も通行書
 なしで通れました。それにしても十歳で伊勢参りに行った娘が、妊娠して子どもを
 産んだというのは信じられませんが、歩いての往復ですから長期間かかったのは確
 かです。

 遊ばせ唄に楽しいものがあります
 ・ここまでおいで あまざけしんじょ
 ・あんよはおじょず ころぶはおへた
 ・おつむてんてん ひじぽんぽん
 ・ちょちちょち あわわ かいぐりかいぐり とっとのめ
 ・千ぞや万ぞ お舟はギッチラコ
  ギッチラギッチラこげば 港が見える
  恵比寿か 大黒か こちゃ福の神ィょ
 ※子どもとのスキンシップを楽しめる動作です。

 転べころべ 石場へ転べ
 石で膝ぶって死ねばよい
 さぞや親父が泣くだろう
 ※守子唄です。子守りの辛さをうたっています。
 
 うちのこの子は卵に目鼻
 さぞやおっかさんが可愛だろう
 ※守子が置かれた環境によって、歌詞が変わってきますね。
 
 あのやあの子の 顔みるよりも
 天の青空見るがよい
 ※この守子はどんな境遇だったのでしょうか。空を見上げて何を思っているのか?
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◆コラム−童謡100年
 今年は童謡が生まれて百年の節目の年だそうです。1918年、作家の鈴木三重吉が児
童文芸誌「赤い鳥」を創刊し、子供の為に芸術性豊かな歌を作る童謡運動を始めまし
た。詩人の北原白秋、西城八十、作曲家の山田耕作らが参加し、1969年日本童謡協会
を発足させました。初代会長はサトウハチローです。そして1984年「赤い鳥」創刊日
の7月1日を「童謡に日」と決ました。主な曲には「かなりや」「一五夜お月さん」
「七つの子」「赤い靴」「夕焼小焼」「からたちの花」「この道」「めだかの学校」
「ぞうさん」「手のひらを太陽に」「一年生になったら」「およげたい焼きくん」な
ど数多くの童謡を生み出しています。
 この「赤い鳥」は童謡だけでなく、作家の島崎藤村、芥川龍之介、菊池寛らも参加
していて、あの有名な「杜子春」もここの作品です。
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◆編集後記
 ウズベキスタンに行ってきました。サマルカンドはシルクロード東西交流の中間地
点で、商業の中心地でした。夜、レギスタン広場では3つの建物をスクリーンにして
プロジェクションマッピングが行われました。圧巻でした。
 
 この夏の異常気象は、我が家の植物たちにも大きな影響がありました。パションフ
ルーツが9月に花を付け今頃10個もの実をつけています。日照時間の関係で、完熟
することは望み薄です。来春に咲くための蕾たちが、狂い咲きしています。
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